賃貸物件を探す時に時折目にする『閑静な住宅街』という言葉。
川崎市中原区にも、そのような表現をされる地域がいくつかありますが、この『閑静な住宅街』とはそもそもどういう地域なのでしょうか。
一般的なイメージの『閑静な住宅街』とは
閑静な住宅街と聞くと、恐らく多くの方が『一戸建てが多い』『交通量が少ない』『繁華街がない(または遠い)』などの条件が揃っている地域をイメージされるかと思います。
住んでいる方としては、子育て中のファミリーや、子育てを終えてセカンドライフを送るご夫婦をイメージされるでしょう。
その他の特徴としては、学校や公園が点在している点や、交通量が少ないため夜も静かな環境で過ごせる点も挙げられます。
このように、閑静な住宅街には明確な定義がないものの、『騒々しさがなく、日中も夜間も落ち着いた環境の中で暮らせる地域』と考えられます。
川崎市中原区の閑静な住宅街を探す方法は?
先程「閑静な住宅街には明確な定義がない」と申し上げましたが、実はあるものを参照すると「ここは閑静な住宅街と言えそうだな」と、ある程度判断できる方法がございます。
それが『用途地域』と呼ばれるものです。
用途地域とは、街の景観や住環境を適切に保護するために定められた地域で、12の地域に分けられています。
各用途地域では、建築可能な建物の種別や高さ・面積などが細かく決められているため、同じ街でも一戸建てが多い地域や商業施設が多い地域などに分かれるのです。
そして用途地域の中でも注目したいのが、『第一種低層住居専用地域』や『第二種低層住居専用地域』と決められている地域です。
この2つの地域は、高さや面積などの制限が最も厳しく、高層マンションや大型商業施設などの建築が認められていません。
その代わり、一戸建てや低層集合住宅・学校などの建築が認められているため、結果として閑静な住宅街と呼ばれるような地域ができるのです。
なお、川崎市中原区の用途地域を調べるには、『川崎市都市計画情報インターネット提供サービス』というホームページがおすすめです。
こちらのホームページ内で、川崎市中原区の地域に絞って地図を表示すると、どこにどんな用途地域が定められているのか確認できますよ。
まとめ
通常、用途地域を調べるケースはマイホームを購入される方が多いですが、賃貸物件をお探しの方にとっても、用途地域を知ることは周辺の住環境を知る良い機会といえます。
特にファミリーの方であれば、子育てがしやすそうな地域かどうか判断する目安にもなるでしょう。
川崎市中原区でファミリー向け賃貸一戸建てをお探しの方は、物件情報と併せて中原区の用途地域もぜひ一度調べてみることをおすすめします。